書籍「免疫生活の家」
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第1章 目次
日本の悲惨な住宅事情
家づくりで大切なこと
断熱性能の高い家(結露のない家)
耐久性の高い家(メンテナンス費用が少ない)
建築屋の責任
シックハウス症候群とは
健康住宅の定義とは
安全な家を提供するために
ホルミシスとの出会い
玉川温泉と三朝温泉の効果
ホルミシスハウスの誕生
免疫生活ホルミシスハウスの全国展開
玉川温泉や三朝温泉に行かなくても
長寿大国である日本人の現状
放射線は発がん防御機構 -
第2章 目次
放射線は危険なものなのか
がんが発生する原因
現場から見た「がんの現状」
活性酸素が及ぼす影響
放射線と活性酸素の関係
放射線と免疫の関係
放射線とがんの関係
放射線治療データから見る安全性
長期の慢性被ばくはどこまで安全か
放射線ホルミシス効果の提唱
低線量放射線の健康増進効果
低線量率長期連続照射による発がん抑制
運動と活性酸素の関係
ラドン吸入はアルファ線の内部被爆
ホルミシス効果で免疫生活を
放射線を否定する人たちへ
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ホルミシスとは
「微量の放射線は生命にとって有益である」
1982年、これまでの定説をくつがえす見解がアポロ計画の中で提出されました。
宇宙飛行士は2週間もの間、地球の何百倍という宇宙線(放射線)を浴びるが、身体にとってどのくらいのダメージになるのか?
当時のNASAの医学顧問でミズーリ大学の生命科学教授であったトーマス・D・ラッキー博士は、「人体への放射線の影響」を10年にわたり調査したのです。
予想に反してその結果は、
「宇宙飛行士たちは宇宙に行くと元気になって帰ってくる」
というものでした。
微量放射線は人体に対して刺激として働き、生体を活性化させ、生命活動にとってはかえって有益である
米国保健物理学会「Health Physics」誌(1982年12月号)に論文発表され、微弱な放射線による人体への効果は、ギリシャ語の「horme(刺激する)」より「放射線ホルミシス」と名付けられたのです。
ラッキー博士が提唱した放射線ホルミシス効果
微量な放射線は次のような効果がある
① 免疫機能の向上
② 身体の活性化
③ 病気の治癒
④ 強い身体をつくる
⑤ 若々しい身体を保つ
ホルミシス効果とは?
ホルミシス効果とは、ラドンの吸引などで適度な刺激を与えることで活性酸素を発生させ、それに対抗する抗酸化作用を自らの体で生み出させることにより得られる様々な効果のことをいいます。 適度な刺激を与えられた体は適応能力(生体防御)を高めることが出来ます。 米国ミズリー大学・生化学教授のラッキー博士は、ホルミシス効果によって自然治癒力を高めると、その結果、ホルモンのバランスが整い、免疫力の向上、老化防止(アンチエイジング)、血行促進・体温上昇などの効果があると提唱しています。 テレビでも最近では取り上げられ、玉川温泉などは、ガンに効能を発揮するなどでも有名です。
どんな効果があるのか
酵素の活性化 老化や病気の原因といわれる、活性酸素を除去する抗酸化酵素が増加。 ホルモンの活性化 鎮痛作用のあるメチオエンケファリン、やる気を出すアドレナリン、血糖値をつかさどるインスリンなど、約160種類のホルモンが活性化して体全体の調子が整う。 基礎体温の上昇 免疫力や基礎代謝、体内酵素の働きが良くなる。 細胞が元気に 細胞膜の透過性が向上して、細胞が若返ったり体内ホルモンが活性化する。
健康・美容・若返り効果
ラドン・ラジウム温泉として有名な秋田県の玉川温泉、鳥取県の三朝温泉などは、奇跡の泉として年間数百万人の難病患者が湯治に訪れています。
この温泉地では、地盤であるラジウム鉱石が地中から噴出される温泉(水)によって分解されることで低線量の放射線ガスを発生させています。これが「ラドンガス」です。
ラドンガスの微量放射線は、人体細胞を良好に刺激し、さまざまな健康効果を与えることから、今もっとも注目されています。
これらから得る健康効果を「ホルミシス効果」といいます。
ホルミシスの健康美容作用
こんな症状にホルミシス効果
世界で認められるホルミシス効果バドガシュタイン
オーストリアのバドガシュタインは、標高1000メートルの渓谷にある保養地です。 ここにあるガスタイナー・ハイルシュトレン(治療用坑道)は、もともと金の採掘用坑道でしたが、約50年前、リウマチの持病をもった坑夫が不思議と痛みがなくなり治ってしまいました。 調べてみますと、坑道内にラドンが充満していることによるものであることが判明し、今では世界的に有名な治療施設として人気を集めています。 ここで採掘されるバドガシュタイン鉱石は、低放射線のラジウムを含んだ鉱石で、健康や美容にいいと日本でも多くの方が購入しており、もっともお手軽にホルミシス効果を体験できます。
医学的観点のホルミシス効果
体内酵素が増える
ホルミシス効果により、体内に約3,000種類ある酵素が活性化していきます。万病の原因は、体を酸化させる活性酵素にあるといわれます。この活性酵素を除去する抗酸化酵素が飛躍的に増加することが確認されています。
細胞が元気になる
活性酵素が万病の原因とされるのは、脂質を酸化させ過酸化脂質にするからです。細胞膜を硬化させて透過性が悪いくなると老化を早めます。ホルミシス効果では、細胞膜の過酸化脂質を減らし透過性を良くすることが確認されています。
ホルモンが活性化する
ラドンガスなどの低線量放射線のホルミシス効果により、体内のホルモンが活性化していきます。実験データではさまざまなホルモンが明らかに増加するという結果が確認されました。体の中から美肌をつくり若返りも促進していきます。
生体の防御機能を高める
本来ヒトは、生まれながらに自然治癒力を持っていますが、様々な生活環境や年齢を重ねることで機能が低下していきます。ホルミシスでは、生体の防御機能を高め、自分自身で再生・防御できる体へと造り上げていきます。
基礎体温が上がる
現代人は、ストレスにより自律神経やホルモンのバランスが乱れ、低体温の人が増えています。ホルミシス効果によって、これらのバランスを正常に整え回復させることで基礎体温が上がることが期待できます。
アンチエイジング
私たちの身体の各部位や臓器の細胞は、毎日生まれ変わっています。ホルミシス効果により新陳代謝が活発になり、細胞の生まれ変わりが早まります。若返りの効果が、からだの内側から期待できます。
推薦医師紹介
帯津 良一
1936年2月17日埼玉県川越市に生まれる
東京大学医学部卒業、医学博士。東京大学医学部第三外科に入局し、その後、都立駒込病院外科医長などを経て、1982年、埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立。
そして2004年には、池袋に統合医学の拠点、帯津三敬塾クリニックを開設。
日本ホリスティック医学協会会長
日本ホメオパシー医学会理事長
医療の東西融合という新機軸を基に、ガン患者などの治療に当たっている。
また、代替療法への造詣が深く、治療に積極的に取り入れるほか、講演や大学での講義なども行っている。
日本で一番信頼されている医者であり、患者の心に寄り沿い、いのちまるごと医療を臨床現場に取り入れたホリスティック医学の第一人者である。
著書に、『心と体を強くする養生365日』(三笠書房)、『健康問答』(五木 寛之共著、平凡社)、『生きるも死ぬもこれで十分』(法研)、『全力往生』(小学館)、『死を思い、よりよく生きる』(廣済堂出版)、『まじめな人ほど病気になる 不良養生訓』(青萠堂)、『1日1分の呼吸法』(大和書房)他、多数